リフォーム・リノベーションの業者は星の数ほどあります。…ちょっと言いすぎましたが。当然、良い業者、悪い業者、普通の業者が存在します。
できれば、良い業者に工事してほしいですよね。
私もこのリフォーム・リノベーションの業界にそこそこ長くおりますので、いろんなお客さんに出会い、いろんなお話をお伺いします。
なかには、一度リフォームをされていて散々な目にあった人も…。私が長年見てきて思うのは、失敗しやすい人には共通点があるという事です。
そこで今回はどんな人が失敗しやすいか?解説していきたいと思います。
Case1. 金額ばかり重視している
確かに、工事にいくらかかるか?高いのか安いのか?は、業者を選ぶ上で重要な要素の一つです。当然安いに越したことはありません。
ただし、それだけを選ぶ基準にしてしまっていては、品質や対応の良し悪しを見極めることはできません。
そもそも、何を基準に工事金額が高いとか安いとか判断しているのでしょうか?おそらく、会社ごとに取った見積金額だけを比べて言っているのでしょう。
残念ながら、リフォーム・リノベーションの工事は、それぞれの業者に、全く同じ内容でお願いしたとしても、全部の業者が寸分違わず同じものを造れて、全く同じ仕上りになるというものではありません。
下手をすれば、同じ会社でも担当する人によって仕上りが変わってしまいます。車などとは全然違う話です。
結果的に、安かろう悪かろうに。下手をすると高かろう悪かろうになってしまうわけです。
Case2. 人の話を聞かない、自己流でやりたがる
とにかく、人の話を聞かないことには、成功はあり得ません。
例えば、家族や知人がせっかく「あの業者はちょっと怪しい」など、アドバイスをしてくれているにもかかわらず、「そんなことはない。自分の目は正しい」などと言って全然聞かずに勝手に決めてしまう。
そういう人は、失敗したとしても失敗だったと認めない。
ひとりで暮らしているなら、それでいいですが、一緒に暮らしている家族がいたら、その家族は悲惨です。
まわりのみんなが色々と言ってくれている今が、チャンス。誰も何も言ってくれなくなったら…。
Case3. 警戒心が強すぎる
悪徳業者に騙されないためには、警戒心も大事です。
しかし、警戒心が強すぎると別の弊害が出てきます。
業者からすれば、初対面での警戒は当たり前ですので気にならないですが、それがずーっと。2回目に会った時も続くようですと、不安になってきます。
何か失礼なことしたのかな?とか、これからずーっと、この雰囲気で進んでくのかな?ちょっと嫌かも。
…と、結局良い業者も離れていってしまします。
例え契約出来て、工事になったとしても、いつか訴えられるのではないかと、毎日が不安で手が震えて良い工事ができません。ちょっと言い過ぎかもしれませんが。
自分が頼んだ業者も信用できないようであれば、普通に成功した現場であっても、実は見えない壁の中がぐちゃぐちゃなんじゃないかとか考えてしまい、気持ち的に成功ではなくなるわけで、多分失敗したことになってしまいます。
永遠に成功はありえません。
Case4. 面倒くさがりで勉強しない
リフォーム・リノベーションの業者選びに成功している人は、ただただラッキーで、たまたま良い業者に出会えたから成功したんだ。
…と思っていないでしょうか? それは大きな間違いです。
ラッキーな人もいるとは思いますが、多くの方はそれなりの努力をしていると思います。
例えば、ネットで調べて、まさにこのような記事を読んでいたり、それぞれの業者のホームページを見比べたり。
あるいは、リフォームがどんな工事なのかを事例をみたりして予習したり。
こうした知識をインプットしていくことで、知らず知らずのうちに悪い業者を排除していき、良い業者を引き当てているに違いありません。
知識がなければ、何が正解で何が違うのかの判断はできないのです。
まとめ
失敗するのにはちゃんと理由があります。
今回特に注目すべきは、金額だけ重視する人、勉強しない人が失敗しやすいというところです。
裏を返せば、金額だけで判断しない。リフォーム・リノベーションを自分で勉強する。このことをやっていれば、成功に近づけるという事になります。
努力は必ず報われる…はずです。頑張ってまいりましょう。
コメント